自宅でできる温冷交代浴の効果とやり方|おすすめの入浴剤&シャワーヘッド

温冷交代浴(おんれいこうたいよく)とは、「あたたかいお風呂」と「冷たい水」を交互に浴びる入浴法のことです。
体を温めたり冷やしたりすることで、血のめぐりをよくしたり、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
ヨーロッパの温泉療法として古くから親しまれ、近年ではスタンフォード大学のスポーツ医局もその効果を認めています。
しかし、アスリートではない方が冷水で行うのは体への負荷が強すぎるため、日々の入浴で取り入れやすい温冷交代浴の方法をご紹介します。
温冷交代浴の健康効果
1. 血行促進で疲労回復と美肌効果
温かいお湯で血管が広がり、冷たい水で収縮する。この繰り返しにより血流が良くなり、筋肉の疲労回復や老廃物の排出が促進されます。
また、肌のターンオーバーが整い、美肌効果も期待できます。
2. 自律神経のバランスを整える
温冷の刺激が交感神経と副交感神経を適度に刺激し、自律神経のバランスを整えます。ストレスや季節の変わり目による不調の改善にも効果的です。

自宅でできる温冷交代浴のやり方
- 1.水分補給:入浴前にコップ1杯の水を飲み、脱衣所にも水を用意しておきましょう。
- 2.温浴:40℃前後の湯船に2〜3分全身で浸かります。
- 3.冷水シャワー:25〜30℃のシャワーを手足の末端から30秒〜1分かけます。
- 4.温冷交代:再び湯船に2〜3分浸かり、冷水シャワーをかける。このサイクルを3回繰り返します。
- 5.仕上げ:最後に40℃のお湯に3分浸かり、体を温めてから上がります。
- 6.再度水分補給:脱衣所で体を拭いた後、コップ1杯の水を飲みましょう。
入浴時間は12分以内を目安にしましょう。
実験によると、「温冷交代浴は12分までなら効果がある」そうです。(山田知生『スタンフォード式疲れない体』より)
「30℃のシャワーが冷浴になるの?」と思われるかもしれませんが、10℃の違いでも十分刺激になります。むしろ水風呂に全身をつけるような強い寒冷刺激は、体に負担がかかりすぎて危険です。
体に冷たいシャワーを当てられない人は、手足の先に冷たいシャワーをかけるだけでも効果があります。
⚠注意点
- ●就寝の2時間前までに入浴を済ませましょう。
- ●お湯や水の温度、入浴時間を守りましょう。
- ●入浴前後に水分補給を忘れずに。
- ●体調がすぐれないときや食後3時間以内、飲酒後の入浴は避けましょう。
- ●高齢の方や心疾患のある方は、医師に相談の上で行ってください
温冷交代浴を快適にするアイテム
除塩素入浴料「おぷろ」シリーズ
ビタミンCの力で塩素を除去し、保湿成分や洗浄成分を配合した入浴剤です。
「おぷろ あわ」は炭酸ガスを発生させ、血行促進に効果的。「おぷろ スパ」は植物由来の成分で温浴効果を高め、発汗を促します。
マイクロナノバブルシャワーヘッド
お湯を張った浴槽に、マイクロナノバブルが発生するシャワーヘッドを使ってお湯を足すことで、マイクロバブル風呂をつくることができます。
(※シャワーヘッドを水没させると、故障するおそれがあるため、注意してください)
気泡が消滅する時に発生する熱エネルギーにより、温浴効果を高め、血行を促進してくれます。
MIZSEIのマイクロナノバブルシャワーヘッドは、ミスト水流モードも搭載。
冷浴の際に使うと、冷たいミストが体を包み込み、とても気持ちがいいですよ!
ナノバブルシャワー
作成日:2025年05月09日
更新日:2025年05月09日